釜山市、金海空港リムジンバス新規事業者選定… 海雲台・西面路線に9台配置
昨年7月、金海空港リムジンバスサービスは中断されましたが、2025年上半期から再運行される計画です。
旧運営者が持続的な赤字問題で事業を終了したことで、この路線は無くなりましたが、釜山市は運営補助金を支援し、新たな事業者の選定に成功しました。
したがって、金海空港と釜山間の交通手段が再び活性化される見込みです。
金海空港リムジンバス再開推進
釜山市は金海空港リムジンサービスの新規運営者として慶南高速ニュー釜山観光株式会社を14日に発表しました。この会社は最近行われた金海空港リムジンバス運送事業審査で適格であるとの評価を受けました。
現在、慶南高速ニュー釜山観光はリムジンバス10台を注文して出荷を待っている状況です。このサービスは今年上半期中に運行が再開される見込みで、主要路線は海雲台と西面と決定されました。各路線には6台と3台のバスが配置され、さらに1台は予備車両として運営される予定です。
金海空港リムジン路線及び料金の変化
現在、市では既存の路線を基に特定の停留所を変更する案を検討しています。
現在の海雲台路線は金海空港から釜山都市鉄道2号線光安駅を経由し、海雲台海水浴場と楊運小学校へと続きます。
料金は成人と青少年ともに10,000ウォンで同じです。
旧西面路線は金海空港を出発し、西面と釜山駅を経由して南浦洞、ジャガルチまで続くルートでした。しかし、新しい路線では西面までの運行が短縮されます。
釜山市は以前の事業者が赤字のために廃業した状況を反映し、料金の引き上げを検討しています。これに加え、路線調整の可能性も開かれた状況です。
釜山市、運営補助金の支給決定
金海空港リムジンバス事業は2度の公募にもかかわらず、申請者が全く現れず、事業性が非常に低いと評価されました。
最初の新規事業者公募は2024年10月に行われましたが、申請した企業はおらず、2度目の公募は2025年1月に行われ、慶南高速ニュー釜山観光株式会社のみが単独で申請しました。
釜山市は新規事業者の誘致のため、今年4億9000万ウォンの運営補助金を計上しました。この補助金は損失発生分を4億9000万ウォンまで補填する形で提供され、そのおかげで事業者選定のための基盤が整いました。市の財政支援がなければ、金海空港リムジンバスの運行は事実上不可能なため、今回の支援が事業に決定的な役割を果たすと見込まれます。
金海空港リムジン運営中断の原因
金海空港リムジンサービスを運営していた株式会社テヨン空港リムジンは、持続的な赤字のため2024年7月に事業を終了しました。
主要な要因はいくつかあります。第一に、釜山金海軽電鉄の開通によってリムジン需要が減少しました。第二に、自家用車の利用が増加し、空港駐車料金が引き下げられた点も影響を与えました。第三に、COVID-19以降の航空需要の回復が遅れている状況です。最後に、平均乗車人数がリムジン1台あたりわずか6名であるという現状です。
このような収益性が非常に低い構造の中で、市の支援がなければ民間事業者が独自に運営することは難しい現実が明らかになりました。
代替交通手段と今後の計画
金海空港リムジンサービスが中断された後、市では都心を結ぶ高速型急行バス2029番を即座に運行し始めました。しかし、この代替交通手段はリムジンバスに比べて便利さに欠けるとの指摘が続いています。
釜山市は金海空港リムジンバスを2025年上半期中に再運行する計画であり、これは釜山市の財政支援を通じて実現される予定です。しかし、持続的な運営には追加的な財政支援と需要拡大のための対策が必須です。今後の料金政策と運営方式の調整がどのように行われるかに対する関心が高まっています。
釜山市大衆交通課の関係者は「停留所の位置と料金について事業者と協議中」とし、「金海空港リムジンの早期再開を目指している」と述べました。
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