25年釜山市4回建築専門委員会審議結果
2025年3月20日に行われた第4回釜山広域市建築専門委員会審議の主な結果を伝える。
今回の審議では、機張郡機張邑大羅里128-11番地に位置する大羅住宅団地の小規模再建築整備事業と南区大連洞1756-9番地の東星ハイタウン街路住宅整備事業が条件付きで議決を受けた。このことにより、2つの事業の本格的な実施が期待される。
また、海雲台区中洞1752番地一帯の複合用途新築工事は、以前の審議で既に確定されており、中洞1615番地に位置する住宅複合施設の新築工事も条件付きで議決された。
上記の情報は釜山地域で進行中の様々な建築及び再建築プロジェクトの発展を示している。大羅住宅団地の小規模再建築整備事業、東星ハイタウン街路住宅整備事業、海雲台区中洞の複合用途新築工事及び住宅複合施設の新築工事などは、今後釜山の不動産市場に良い影響を与えると見られている。
大羅住宅団地小規模再建築整備事業 - 機張邑大羅里128-11番地
2025年3月20日、釜山広域市建築委員会は機張郡機張邑大羅里128-11番地一帯の「大羅住宅団地小規模再建築整備事業」を条件付きで承認した。このプロジェクトは地下3階、地上27階規模の共同住宅3棟から構成され、合計212世帯を新たに建設する計画である。全体延床面積は33,133.3576㎡で、建物の最高高さは80.25mに達する。
この建築物は第二種一般住宅地域に位置しており、建築面積は1,540.2369㎡に設定された。建ぺい率は19.06%、容積率は239.44%で計画された。構造は鉄筋コンクリート方式で設計されており、総面積8,079.4㎡の敷地に建設される予定である。機張大羅住宅団地の再建築施工者はイス建設で、2020年10月に最終施工者に選定された。
このような再建築事業は地域の発展と居住環境の改善に寄与すると期待されている。今後の進捗状況に多くの関心が寄せられている。
今回の審議では様々な分野で多くの条件が提示された。特に建築構造、建築設備、土質及び基礎分野での要求事項が顕著である。耐力壁システムと建物骨組みシステムの解釈結果を比較することによりリモデリングの容易性を検討する必要があり、発注機関は構造設計基準に関する根拠資料を提出する必要がある。
また、太陽光発電設備の活用方法と電気自動車充電設備の火災対策の整備が求められ、世帯内分電盤の位置変更及び暖房配管図面の補完事項も指摘された。これらの事項は建築物の安全性と効率性を高めるために必要不可欠である。
土質と基礎分野では逆L型擁壁に関する詳細図面及び構造レビューの提出が必須である。また基礎構造レビューとスマート計測施工理解資料、隣接建物の計測先行などの条件が求められた。特に基礎設計が現行図面と異なる場合、土留め仮設に対する事前検討が必要であることが強調された。
このように多様な要求事項が提示されているため、整備事業組合は各指摘事項を徹底的に補完し、今後事業が円滑に進行できるよう準備する必要がある。これにより、より安定的かつ効率的な事業推進が行われるだろう。
建築主
: 大羅住宅団地小規模再建築整備事業組合
敷地状況
:
敷地位置
: 釜山広域市機張郡機張邑大羅里128-11
敷地面積
: 8,079.4㎡
用途地域
: 第二種一般住宅地域
建築物状況
:
建築面積
: 1,540.2369㎡
建ぺい率
: 19.06%
階数
: 地下3階 / 地上27階
主用途
: 共同住宅
構造
: 鉄筋コンクリート
棟数
: 3棟
最高高さ
: 80.25m
容積率
: 239.44%
延床面積
: 33,133.3576㎡
審議結果
: 条件付き議決
東星ハイタウン街路住宅整備事業 - 南区大連洞1756-9番地
2025年3月20日、釜山広域市の建築委員会では南区大連洞1756-9番地に位置する「東星ハイタウン街路住宅整備事業」を条件付きで承認した。このプロジェクトは地下5階、地上42階で構成される2棟の共同住宅を建設する計画である。建物の最高高さは128.65mに達し、全体延床面積は約54,903.49㎡に及ぶ。今回の事業は地域の居住環境を改善するのに寄与することが期待される。
予定されている建築地は準住宅地域に分類され、敷地面積は6,267.9㎡に及ぶ。建築面積は3,554.93㎡に設定され、建ぺい率は56.72%、容積率は499.02%で計画された。設計は鉄筋コンクリート構造で構成され、現在解体作業が進行中である。
東星ハイタウンの街路住宅事業はドゥサン建設が担当しており、再建築後には大連ドゥサンウィーブ de Zenith が建設される予定である。このプロジェクトは258世帯で構成される小規模団地だが、42階の複合用途建物として大連洞の新しいランドマークとなることが期待される。
今回の審議では構造と設備分野でいくつかの補完要求があった。特に地下階のスラブに作用する土圧によって発生する追加の湾曲モーメントに対する構造的安定性の検討が必要であるとの指摘があった。また、駐車場の平板載荷試験(∅300mm)の追加実施が要求された。加えて事前検討で言及された対策事項を徹底して実施する必要があることも強調された。
一方、土質及び基礎分野は特別な条件なしに審議されており、前述の事項を十分に反映させ設計を補完すれば、今後の事業進行に良い影響を与えると予想される。この点を考慮すると、体系的な準備が必要であると言える。
建築主
: 東星ハイタウン街路住宅整備事業組合
敷地状況
:
敷地位置
: 釜山広域市南区大連洞1756-9
敷地面積
: 6,267.9㎡
用途地域
: 準住宅地域
建築物状況
:
建築面積
: 3,554.93㎡
建ぺい率
: 56.72%
階数
: 地下5階 / 地上42階
主用途
: 共同住宅
構造
: 鉄筋コンクリート
棟数
: 2棟
最高高さ
: 128.65m
容積率
: 499.02%
延床面積
: 54,903.49㎡
審議結果
: 条件付き議決
海雲台区中洞1752番地一帯 複合用途の新築工事
2025年3月20日、釜山広域市建築委員会で海雲台区中洞1752番地の共同住宅新築計画が審議された。このプロジェクトは地下8階と地上70階で構成されており、高さは251.6mに達する超高層居住団地である。全体延床面積は220,000㎡を超える規模で、地域開発に大きな影響を与える見通しである。
当該事業については環境影響評価と建築審議決議内容について何度も投稿したことがある。この事業は既に承認されており、最近の審議ではスカイブリッジ構造とリジッドリンクに関する構造的検討が必要であった。また、連岩破砕帯を考慮した基礎検討も求められ、実施設計段階では事前検討の意見に対する対策計画が提出される必要がある。このようなプロセスは事業の安全性と実現可能性を高める重要な役割を果たす。
海雲台区中洞1752番地に位置する複合用途の施工会社はロッテ建設であると確認された。ここにはハイエンド複合用途の海雲台ルレが建設される予定。詳しい事業概要や内容は上記のリンクで確認することができる。
建築主
: 株式会社ユーファーストディベロッパー
敷地状況
:
敷地位置
: 釜山広域市海雲台区中洞1752
敷地面積
: 13,324.9㎡
用途地域
: 一般商業地域、消防区域、製品保護区域
建築物状況
:
建築面積
: 5,817.81㎡
建ぺい率
: 43.66%
階数
: 地下8階 / 地上70階
主用途
: 共同住宅
構造
: 鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート
棟数
: 2棟
最高高さ
: 251.6m
容積率
: 1,084.58%
延床面積
: 226,923.53㎡
審議結果
:
既に確定
海雲台区中洞1615番地一帯 住宅複合施設の新築工事
釜山広域市建築委員会は2025年3月20日、海雲台区中洞1615番地に位置する共同住宅及び業務施設新築事業を条件付きで承認した。このプロジェクトは株式会社HWが主導し、地下1階から地上28階までのアパート88世帯及びオフィステル20世帯を含む高層複合建築物である。
海雲台中洞1615番地の開発は数年前からハンウングループが行う予定であり、この会社はウドン5区域の再開発によりセンタムマティアンを建設した経験がある。このような背景の中で新たな建物の誕生が期待される。
当該敷地は一般商業地域、消防区域、そして街路区域ごとの最高高さ制限区域に分類される。全体面積は1,387.2㎡に達し、建築面積は800.6715㎡で、建ぺい率は57.72%、容積率は965.88%で設定された。
総延床面積は14,044.888㎡に達し、建物は単一棟で構成されている。最高高さは96mに達し、中洞1615番地の複合用途事業は2024年釜山市13回建築専門委員会で条件付きで承認されたことがある。この内容に関しては以前に投稿したことがある。
今回の審議では主に土質と基礎に関連する補完事項が提起された。現在設計されている地下水位は掘削底面の下に位置しているが、雨季や異常気候によって水位が上昇する可能性を考慮する必要がある。したがって、図面の注釈にSCW(ソイルセメントウォール)施工時に地下水位を再確認し、差がある場合は再検討するという指示が含まれている。
また、基礎及び仮設土留め壁体に対する品質管理方法が徹底的に策定される必要があるという条件も付け加えられた。
これらの審議結果を基に、当該事業は指摘された事項を改善した後に本格的に進行できると予想される。
建築主
: 株式会社HW
敷地状況
:
敷地位置
: 釜山広域市海雲台区中洞1615
関連地番
: 1614-4, 1615-1, 1620-2
敷地面積
: 1,387.2㎡
用途地域
: 一般商業地域、消防区域、街路区域ごとの最高高さ制限区域
建築物状況
:
建築面積
: 800.6715㎡
建ぺい率
: 57.72%
階数
: 地下1階 / 地上28階
主用途
: 共同住宅、業務施設
構造
: 鉄筋コンクリート
棟数
: 1棟
最高高さ
: 96m
容積率
: 965.88%
延床面積
: 14,044.888㎡
審議結果
: 条件付き議決
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